たけちです。
前回の記事で、子供の頃からの動物のふれあい(大したふれあっていませんが)、から上京、就職を経て、お店のオーナーと仲良くなり、そのオーナーがオオカミを飼っている事を聞いたということまで、お伝えしました。
今回はその続きで、はじめて見た瞬間、そしてそこからどの様なふれあいがあったかという所をお伝えしていきたいと思います。
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車の中にいた黒い影
車の中にいた大きな黒い影の正体は、以前から話に聞いていたオオカミ、種類でいうとシンリンオオカミでした。どきどきする気持ちを抑えつつ、店の中に入っていき、オーナーに「なんか、いた!!」事を伝えました。
すると、オーナーは笑いながら、「でかいだろ」と言いました。いや、、でかいどころじゃない。。いや、でかいどころじゃないって!!大事なポイントなので、2回言いました。ファーストインパクトでかすぎ。本当は100回くらい言いたいくらいです。
オオカミと聞いて、みなさんどのくらいのサイズ感をイメージしますでしょうか。
うーん、動物園で見た事のあるイメージだと、大型犬とかそんな感じでしょうか。どこかで見た剥製も中型犬から大型犬という感じでした。あとサイズ以外の印象はどうでしょうか。童話やものがたりの世界でも、たいてい悪役で、家畜を襲ったり、人も襲うんじゃないかという、ちょっと、怖い野生の犬といった印象。
今まで持っていたサイズのイメージがまずは吹っ飛びました。怖さの方はというと、子供の頃の経験で犬に関しては全く怖くなくなっていたのですが、こいつはデカすぎてちょっと怖い。いや、普通に怖いよ。
オオカミが店に入ってきた
店に入ってのんびりしていると、オーナーがそいつ(以後、Wちゃんとします)を連れてくると言って出ていったあと、Wちゃんを連れて一緒に店の中に入ってきました。
おおおぉ。。やっぱり、でかい。というか、車の外に出て、近くに来るとさらにでかく見えるのです。オーナーは180cm以上ありますが、そのオーナーの体格よりでかい。天井まで4メートルくらいあったのですが、聞くとジャンプで軽く届くらしいとか。。(どうでも良いですが、僕は170cmくらいです)
よくよく考えてみると、ネコ科のトラやライオンなんか、猫に比べてもかなりでかいのがいるし、ぞうやサイとかでかい動物は沢山いるし、犬の仲間もそれだけでかいのがいるのも普通なのかと思うようになりました。血統書付きの犬でもすごくでかいのがいるみたいですね。(また話がずれますが、年に1度アメリカのコロラド州にいくのですが、街中にものすごいでかいシカがでて、たまに遭遇していました。エルクというやつ。気になる方は検索してみてください)
しばらく遠目に見ていたのですが、ついに触れ合う時がきました。タイミングは忘れましたが、触ってみることになり、普通に触ったのでした。全く攻撃的でも無ければ、自分から寄ってくるような事もなく、ただ優しい感じで触らせてくれるのでした。毛並みはちょっと犬より固いかな。サイズに比例するのかもしれません。(オオカミの毛は3層になっているのですが、詳しい話はまた別記事で書きます。)
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りんごと氷が大好き
オーナー曰く、Wちゃんはオスだから女の子の方が好きで、男にはほとんど愛想を振り向かないのだとか。まあ、半分冗談でした。そこまでは男女の差は無いらしいです。そこまでは。。Wちゃんは生まれた頃から人に慣らしていて、人との付き合い方も全然問題がなくて、むしろ自分を人と思っている様な所があるくらいのやつでした。(Wちゃんが人と思っているエピソードも沢山あって、めちゃくちゃおもしろいです)
これも別で書きますが、オオカミは普通の犬と違って、警戒心がすごく強くとてもシャイな一面があります。狂暴で牙を剥いて唸るとかそういう感じは一切なく、隅の方にいって、おとなしく様子を見ている様な感じです。(またこれも誤解があると良くないので、正確に伝えないといけないですが、犬でも種類によって全然違うと思います。同じ様に、オオカミでも違います。そしてオオカミ犬の中でも、オオカミの種類、犬の種類、それぞれのパーセンテージ、生まれてからの育ち方で、本当に色々な状況があります)
Wちゃんは、りんごと氷が大好物で、僕もオーナーから渡してもらい、あげてみました。はじめは、「こう持ってあげてね。持ち方によっては手ごといかれるから」と脅されて、言われたとおりにあげていました。いま思えば、どの様にあげても大丈夫だったろうなあと思いますが、万が一、というのはあるので、特に知らない人が触れるときは注意した方が良いだろうと思っています。
まあ、そんな感じで普通に触れ合う様になって、店であったり、オーナー主催のキャンプをよくやっていたので、キャンプで共に過ごしたり、そいつが一緒にいることがスペシャルでもあり、日常でも言えるといった感じになっていったのでした。
まとめ
そんな訳で、僕はオオカミと出会ったわけです。そして、それからオオカミが日常に入り込んできた。
シンプルに書くと、「オオカミと暮らしている人が店をやっていて、たまたま、その店に客として行った」。ただそれだけのことで、そういった縁があったということかもしれません。
次回は、僕がオオカミ犬2頭と暮らすことになった、ちょっとしたストーリーをお届けしたいと思います。
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