たけちです。
オオカミ犬と暮らして約10年になります。
僕が昔からどの様に動物と関わってきて、どの様な経緯で、オオカミ犬と一緒に暮らす事になったのか、そのストーリーを簡単に紹介します。
この記事では、まずはオオカミを飼っている人とどうして出会ったのかまで触れます。
大して特別なストーリーではないのです。
むしろ、一緒に暮らすようになってからの時間は日常でもあり、特別であると言えるかもしれません。
ただ、それはどんな生き物であったとしても、生き物を飼っていなくても、日常であり、特別なんだろうなと思います。
特にそんな事を感じられる様になっているのもオオカミと出会い、暮らしているからかもしれません。
オオカミもしくはオオカミ犬の入手の方法はいくつかありますし、そちらも別な機会にお伝えしたいと思います。
今回は、僕の場合の話をしてみたいと思います。
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元々は犬嫌いだった
僕は元々、子供の頃は犬が嫌いでした。なぜなら追いかけられた事があるから。
その犬は隣の家の白い犬でした。
思い返せば、しっぽを振って嬉しそうにきていた様な気もするので、きっと遊んでほしかっただけなんだろうけど、、、なんか怖かったのです。
子供の頃ってそういうものじゃないですか。
そういえば、子供の頃って、犬も猫もめちゃくちゃそのへんに居たイメージがあります。
それから、カラスもゴミ捨て場とか、通学の通り道とかに結構いました。
通り抜けようとして、目を合わせずにそっといいくのだけど、黒の中のするどい眼光がわかる。
めちゃくちゃ怖いのです。
それから自転車で走っていると、いきなり上から、襲ってきたりするようなことがありました。
そんなんで、犬も動物もそんなにというか、全く得意じゃなかったのですが、追いかけられた白い犬を飼っていた家の猫の方は割と大丈夫でした。
シンプルに追っかけてこないから。
後、子猫だったからかもしれません。
抱っこしてたら、なんかおしっこされたりしたけど、嫌いにはなりませんでした。
でも、おしっこされたら、母親が怒っていました。母親は猫が嫌いだったから。
動物アレルギー発覚
それでも、僕は猫を嫌いにはならなかったのですが、なんと僕は少しひどめの猫アレルギーでした。
母の猫嫌いな想いがそこに出たかと思いました。
アレルギーの血液検査ってやったことがあるでしょうか。
ちょっと関係ないけど、僕は病院がものすごく嫌いでした。
とにかく薬の匂いがダメだったのと、人見知りだったのもあって、医者に会うのも嫌だったのだと思います。
いや子供は大体病院嫌いですね。
まあ、それはおいておいて、注射で血液を抜いて、しばらく待って、結果が出ました。
結果の書かれたシートには、0から50までの数字があって、それ以上は計測不能みたいな感じだったのですが、猫の欄の数字は38でした。
つまり、アレルギー。
で、猫よりもっとひどかったのは、ダニ、ハウスダストのアレルギーで軽く限界値の50を超えてしまっていました。
この数字が意味する所が、どんな感じかというと、普段の掃除でもホコリにやられて、くしゃみ、鼻水が止まらないパターンです。
猫を買っている友人の家に行っても、目、鼻、喉がむずむずして止まらない。
花粉症の人の気持ちがわかります。
あと、修学旅行の最重要イベントといえるような、あの枕投げでは、自分で投げて、自分が苦しむという。枕投げは、一生で一度くらいやれば良い方なので良いですが。
脱線しすぎました。
そんなことで、犬は嫌い、猫も近づけない、カラスも嫌い。
テレビはいつも見ていたので、動物番組もよく見ていたので、目に触れる機会はありました。あとは、何年に一回か、動物園や水族館に行くくらい。
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小さな犬との出会い
ある日、中学から帰ってくると、見慣れない茶色い箱が居間に置いてありました。
なんだろうと思いながら、恐る恐る中をみると、生き物がいたのです。
なんだこいつは、、、!!!? どうやら弟が親にせがんで、買ってもらった様です。
ミニチュア・ダックスフンド(♀、レッド、ロングコート、生後30日)でした。
まじか。。。
「でかけてくるから、頼むね」
と、親がいつもの様に出かけていきました。そのとき僕はひとり留守番で、じっと箱の中身にいる生き物を見ていました。
そして、気づいてしまったのです。
「あれ、こいつかわいいじゃないか」、と。
それからというもの、毎日遊んだり、ご飯をあげたり、散歩に行ったり、楽しい日々でした。
1年後に生まれたその子の子供もあわせて、我が家の家族として、ずっと日々を一緒に過ごしていました。
2匹とも18歳くらいで亡くなってしまいましたが、最後まで幸せに過ごしてくれたのじゃないかと思いますし、僕ら家族にも近所の人たちにもかけがえのない思い出をくれました。
上京、就職、オオカミとの出会い
僕は大学院の入学と同時に地方から上京しました。
上京してからは、実家にいた犬たちとの触れ合いも年に1回くらいでしたし、東京でも特に動物と関わる様な事は少なくて、基本的には研究、勉強の日々を過ごしていました。
本を買いまくって読み漁ったのと、地元には無いような場所に出かけて、いろいろな体験や出会いをしました。
大学院の課程を修了し、就職しました。
仕事をしながらも、相変わらず、いろいろな人に出会ったり、経験することが好きでした。その中のひとつの活動で、仕事終わりにお店を巡るということもやっていました。
まあ、色々な出会いがありましたが、それはまた今度機会があればお伝えします。
あるお店の店主と仲良くなり、話をしていると、実はオオカミを飼っているのだということでした。
え、、、いまなんて?
一瞬何を言っているんだと思いましたが、それまでいろいろな話を聞いていて、この人だったらそれもあるのだろうなと思いました。
そのうち会えるかなと思っていたら、ある日、外に停まっていた車に黒い影が。。
うわ。。でけえ。
それがオオカミに出会った瞬間だったのでした。
次は、もう少しその後の話についてお届けします。
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